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掲載:人吉新聞 2007年(平成19年)3月30日

先端の白内障手術など学ぶ

中国瀋陽の医大スタッフ みなみ眼科で技術研修

人吉市下城本町の医療法人みなみ眼科(南宣慶院長)で、今月19日から23日まで5日間、中国の瀋陽医学学院視覚科学学院(遼寧省立医科大学眼科教室)のスタッフが、医療技術の研修に取り組んだ。

同大学には、常時7000人を超える総合医学関連の学生が在籍しており、省都瀋陽市(人口700万人)に門戸を開く省立医科大学。研修には、年間約6000例を超える眼内手術が執り行われている同大学附属眼科病院の総婦長・韓春栄さん(36)と手術部長・李麗娟さん(30)の二人が参加した。

南院長はこれまで、国際白内障学会で二度の最優秀賞を受賞しており、世界各国での講演、医療活動を行っている。中でも中国における貢献が高く認められ、昨年12月には同大学の名誉教授に任命されたことから実現した。

研修では、南医師の白内障手術を中心に医療機器などに対する独創的な考え方や技術など詳細にわたり指導教育が行われた。

二人は「研修では、いろいろと新しいことが勉強でき大変有意義なものでした。今回、みなみ眼科で学んだことをすべて中国に持ち帰り、より良い治療へ役立てるつもりです。また、病院のスタッフの方々がとても優しく、勉強熱心であり、患者さんに対しての対応の素晴らしさにも感動しました。こんなスタッフに囲まれる患者さんは幸せだと思います」と話していた。

研修について南医師は、「昨年、過分にも名誉教授に任命され、大変恐縮しています。今回、お二人は大学の命を受け、その代表として人吉を訪ねて来られました。また、お二人の研修に対する熱意と真剣さには私だけでなくスタッフ一同心打たれるものがありました。私に課せられ託されたものが何かを、再認識させられた学術交流でした」と話している。

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